Memo

デジタルと建築と音楽

Post_009

190407

 

 元号が令和になった。昭和から平成に代わるときは、天皇崩御によるものだったので大層重々しいものだったと聞くが、天皇健在ならばお祭り騒ぎのようだ。「Oh、令和 ジャイアン」なんてのがTLに流れていた。

 

 先日、建築学科の大学二年生相手にRhinocerus講習をする機会があった。デジタルに興味があるけれど、学校の授業ではなかなか扱ってくれないのでぜひ教えてくださいとのことだったので、ほんの触りだけレクチャーした。

・GoogleMapをスクショしたpngデータにRhinoに取り込み(画像の取り込み)

・街区と建物線をかく(レイヤーの使い方とPolyline)

・GoogleEarthで高さをはかる

・線をExtrudeして、立体化

この過程で簡単に周辺環境のモデリングをしてもらった。2時間程度でみなマスターできたので、Rhinoの入りとしてはこれくらいの内容がやりやすいのだろうか。次の段階ではGrasshopperの簡単な入りを講習したいが、データの構造系まで扱うのはやはり難しい。

 

 講習後、ベローチェで雑談。私の就活事情や将来設計などをだらだらと話した。そこで考えていたことなどを適当に列挙しておく。

・デジタルとITの違い。ICTとは。IoTとは。

・Rhinocerusがほかの3Dモデラーに比べて優れている点は、自由な局面操作とGrasshopperによる幾何学制御や大量なデータの処理。

・スキルを身につけることは多大な時間がかかるが、スキルを身につけた人とつながることはすぐにできる。人という資産を増やしていくべき。

 

 講習はとてもわかりやすかったと好評をいただいた。物事に取り組む過程を明示的にするように心がけてから、人に教えるのも楽になった気がする。